異世界転生でとんでもない強さを手に入れたクライヒャルトは、王国の騎士団長にまで上り詰めた。人類最強の英雄と謳われる彼の真の動機は、高潔とは程遠いものだった。一目惚れした第二王女マリーに“いじめられる”ためだけに騎士になったのだ！？ 戦時中、王国を守り抜いた褒美として、マリーから“特別な恩恵”を受けることに。充実した至福の日々を送るクライヒャルトをよそに、分別のあるマリーは彼を王国に縛り付けるため、しぶしぶ高圧的な“女王”を演じ、ストレスに苛まれていた。一方、周辺国の有力者たちもクライヒャルトを懐柔しようと画策し…!?